今年も残すところ3か月となりました。
10月に入るとクリスマスに向けてプロポーズをしたいと考える方も多くなっていますが、一方で婚活が上手くいかず悩んでいる人も増えています。
今回は結婚相談所を利用しながらも休会や再開を繰り返し、なかなか目標の結婚に至らない金持ち男性の問題点について詳しくお伝えします。
一般的に、男性はお金があればモテるし女性に困らないと考える人が多いように感じます。
しかし、実際の婚活業界を見てみると、年収が高いだけでは必ずしも結婚に繋がる訳ではありません。
今回相談に来たAさん(仮名・44歳)は年収1800万円と高収入の外資系コンサルタントで、魅力的な方でした。
しかし、彼の場合はまだ結婚経験がなく、40歳を過ぎてから子供の願望が強くなり、婚活を始めたそうです。
40歳を超えてからは合コンやアプリでの出会い、友人の紹介などを試みていますが、実際にお付き合いに至っても半年以内に別れてしまうという悩ましい連続でした。
Aさんは
「自分には結婚相手を見る目がないのかもしれない」と悩み、私のところに相談に訪れました。
Aさんはコミュニケーション能力に優れており、会話も流暢で一緒にいるのが楽しいと感じます。
相手の意見を受け入れ、自分の意見もしっかりと伝えられるなど、明らかにモテる男性という印象です。
彼の営業経験から、彼の営業能力が恋愛にも反映されていると感じました。
しかしながら、彼は恋愛はできるものの結婚に至らない理由についても会話の中で明らかになりました。
お金もあり、人間力もあるような男性であっても、結婚に進展しない人々に共通する点は、まず「入口管理がしっかりとできていない」ということです。
ビジネスにおいての入口管理とは、案件が上がる前に無駄を排除することを意味します。同様に、恋愛における入口管理とは、
相手のマインドやモチベーションを初期の段階で整えることが必要だということを伝えています。
まだ気持ちが高まっていないのに早い段階で入口管理せずに、「とりあえず付き合ってみようかな」という女性は珍しくありません。このタイプの女性は、比較的長くても半年以内に恋愛が終わってしまう傾向にあります。
これは、入口段階で男性に結婚のコミットメントを得られず、「簡単に付き合えた!」という印象を男性に与えてしまうためです。
その結果、大事にされないまま、喧嘩や価値観の違いを感じた瞬間に「面倒」「この人じゃない」と思わせてしまうのです。女性の例を挙げましたが、男性も同じです。
高収入のAさんの場合、入口管理の段階で、将来を見据えた真剣な交際をするための管理が必要です。
もし、女性が「Aさんと付き合えば贅沢を楽しめるのではないか」というお姫様気分でアプローチしてきたなら、Aさんもその関係の中で「結婚は考えられないなあ」と感じてしまうでしょう。
Aさん自身がどのような結婚生活を望んでいるのか、どのような結婚相手を求めているのかを明確にすることが重要であり、入口の段階でそれを伝えておくべきです。
Aさんは、信頼性があり、安定した生活の基盤を築いてくれる相手を求めています。
しかし、見た目にこだわる結果、外見は申し分ないが、贅沢を求める女性が多く、結婚することができなくなってしまうことがよくあったそうです。
そこで、まず、Aさんには早い段階で恋愛関係に進まないことをおすすめしました。
相手の女性がAさんを本当に好きになるまで時間をかけてくださいとアドバイスをしました。
通常のデートでは3回目で告白をし、付き合っているような女性にも少し時間をかけてお互いの将来や働く目的、大切に思っていることを共有する時間を付き合い前に作るように意識しました。
また、お金に対する価値観や家族から受けた教育、恋愛観や結婚観についても付き合い始める前に話し合うようにしました。
現在は結婚2年目で、最近子供が生まれたと連絡がありました。
実際に話を聞くと、豪華な生活を送っているように感じられましたが、Aさんに対して自然な形でそのような生活にしたいと思わせる妻が結局は一枚上手だったのかもしれません。入り口管理の方法を参考にしてみてくださいね。