肩こりやむくみの原因は、血行不良によるものです。
血液循環が悪くなることで、肩こりやむくみ、そして冷えなどが引き起こされます。睡眠不足や疲労、ストレス、脂質の摂りすぎなど、偏った食生活も原因となります。
さらに、姿勢の悪さも要因の一つです。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けていると、血液を運ぶ首の血管が圧迫されて血行不良になってしまいます。ですので、肩や首を回すなどのストレッチをこまめに行うことが大切です。
肩こりに対しては、放っておかずにこまめにストレッチをすることが必要です。
また、運動不足や筋力の不足も血液の循環に影響を与えます。毎日の運動は難しいかもしれませんが、エスカレーターを使わずに階段を利用したり、良い姿勢を保つことで筋肉を鍛えることができます。このような簡単なことでも、日常的に取り組むことが大切です。
血流を改善するためには、マッサージも有効です。
マッサージによって血行が良くなると、肩こりやむくみだけでなく、くすみも改善されると考えられます。
くすみの原因は、血行不良とターンオーバーの乱れの2つに大別できます。
筋肉が動くことによって排出された二酸化炭素は血液中で黒く変化します。血行が悪い状態だと、この黒い血液が停滞し、肌がくすんで見える原因となります。
また、血行不良により肌に必要な栄養素が行き渡らず、ターンオーバーが乱れることもあります。血行が改善すると代謝も活発化するため、血流を改善するマッサージは、体と肌の両方にとって重要です。
毎日手軽に続けられる簡単なマッサージ方法もあります。ただし、肌への摩擦は炎症を引き起こす可能性があるため、マッサージする場合は、ボディにもオイルやクリームを塗って摩擦を防ぐようにしましょう。
また、お風呂に入ると身体の温度が上がるため、血行促進に非常に効果的です。
湯船の中では水圧がかかるため、血流の効果もさらに高まります。そのため、バスタイムを有効に活用することをおすすめします。
肩の場合、首から肩にかけてやさしい力で、リンパを流すようにマッサージしてください。気持ちいい程度の力で行うと良いでしょう。
お腹の場合は、時計回りではなく反対方向に円を描くようにマッサージを行った後に、ウエストからおへそに向かってマッサージしてください。
腕の場合は、肘から腕の付け根に向かって、二の腕はもむようにマッサージしてください。
脚の場合は、足首から膝の裏に向かってリンパを流すようになで上げてください。
太ももは膝裏から鼠径部(太ももの付け根の前部)に向けて流した後、絞るようにマッサージしてください。
これらの行動を丁寧に行うことで、血行促進効果を最大限に引き出すことができます。お風呂でのマッサージタイムを存分に楽しんでください。