夫婦間での性的DVは、見た目の変化がないために見過ごされがちですが、実際には身体的な暴力よりも深刻な問題であることもあります。
内閣府の女性に対する暴力に関する調査会は、DV対策の提言の中で、裁判所が保護命令を出す際には、身体的な暴力だけでなく、精神的・性的な暴力も含めるべきだと指摘しています。
実際、このような見た目ではわかりにくいDVは見過ごされがちですが、深刻な問題であると認識されるべきです。
彩乃さん(仮名)は結婚して6年が経ちましたが、夫からの性的な嫌がらせに悩んでいます。
彼女は夫に子供ができないことを責められ続けてきました。
夫は家族が代々続く会社の長男であり、結婚してから夫の実家からは「早く跡継ぎを産んでくれ」「子供を産まないなら結婚の意味がない」と言われてきました。
彩乃さんは覚悟を持って結婚し、夫の要求には応じてきました。妊娠に良いとされることなら何でも取り組み、食事やサプリメント、運動、ご祈祷などをしてきました。
もちろん医学的な検査も受けましたが、何の問題も見つかりませんでした。ちなみに、夫も検査を受けました。
「精子の量は少なかったですが、妊娠が完全に不可能とは診断されていませんでした」という結果が出ました。
彩乃さんは子供を作るプレッシャーを感じながら、過去に一度だけ過ちを犯してしまいました。
結婚3年目の時、夫と夫の家族に対するストレスがピークに達し、学生時代の友人たちと久しぶりに同窓会を開きました。
その時、彼女は酔った勢いで夫について相談し、その結果、精神的に不安定になって泣き崩れてしまいました。
気づいたら彼の家にいました。
もちろん、友人の女性に連絡を取って彼女の家に泊まったことをアリバイにしましたが、私たちが住んでいる田舎町はとても狭いため、誰かが私たちのことを見ていた可能性があります。
そして、夫には彼の家に泊まったことがすぐにバレてしまいました。
子供ができないという問題に加えて浮気の事実も明らかになり、彩乃さんは離婚も覚悟しました。
しかし夫は離婚することを選ばず、代わりに彩乃さんの弱みを利用して、性的ないやがらせをするようになりました。
彼は「ほかの男と関係を持て」とか「けがらわしい奴だ」といったひどい言葉を投げつけながら性行為を強要してきます。
また、彼は家の中で下着を身に着けずにいるように命令し、その様子を動画で撮影したり、ここでは言えないようなこともたくさんあります。
最近のコロナ禍によるステイホーム期間中、夫の行動もエスカレートしているように感じますが、もともとは私の過ちに起因しているのだと思えば、今は我慢するしかありません。
子供ができれば、夫も変わってくれるかもしれないと期待しています。
彩乃さんは夫が望むように子供が生まれれば、性的ないやがらせもなくなる可能性もあると考えていますが、既にパートナーの精神的な問題が見られるので、その望みが叶う可能性は低いと思われます。
彼女には自分の過ちが足かせとなり、逃げるという意識が薄れてしまっていることに気づいてほしいと伝えました。
ただし、自分自身の生活が保証されていないため、彼女は現状を最善と考えている部分もあります。このような事態は非常に複雑です。
性的なDVは夫婦間でも成立する可能性があります。
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